またまた東京に行ってきます
4月からの診療報酬改定の指導者講習に行ってきます
今週は、何を隠そう、、、、月曜日と土曜日しか自分の診療所の仕事が出来ません。他はすべて歯科関連の公務です。人の為にのお仕事ですな。ちなみに雀の涙の経費は出ますが(笑)。今月はこれは大変な痛手です。ちょっと愚ちぅてみましたが(笑)。いいんです。これで皆さんが快適に仕事が出来て、歯科界全体が活性化されればね。。。。。しかし、、、、今月はとんでもない減収です(笑)。
さて、そんな環境にもめげず勉強してくるんですが・・・・すればするほど・・・・
この国の歯科行政は国民の側なんか向いていません。どうしてかと言うと、社会保障で歯科のほとんどをカバーしている国は日本以外無いからなんです。福祉先進国の北欧でさえ一定の金額を越すと50%患者負担です。日本は皆30%です。だからやる気ないンですね。歯科医師だってこの先どうなろうと、厚労省は知った事ではないのです。手に職あるんだからそれでメシを食いなさいって言う感じです。で、保険は無しにしませんか?ほら、保険でやるとこんなにきつくて、持ち出しばかりでやってられないでしょ?・・・と我々はこの10年以上に渡り彼らに仕向けられてきました。
私達歯科医師が、これではダメだと動いても、彼らは聞きやしません。数年前は中医協に賄賂を贈り日歯の会長が逮捕されました。何故そんなことをする必要があったのかと言えば、歯科界を正常な軌道に乗せる為この会長は賄賂しか思い浮かばなかったのでしょうが、それだけ歯科が疲弊していたと言う事ですね。言っておきますが、よくある私利私欲の賄賂ではない所がミソです。しかし、犯罪を犯してまで何とかしなければならないこの歯科医療の世界が、患者さんの素晴らしい未来を約束できるのだろうか??地獄の沙汰も金次第とあきらめているのだろうか??
だからですよ、患者さんの側からの声が大切なんです。国民の意思として、歯科医療を社会保障で十分賄って欲しいと言う声が重要なんです。もちろん中にはそう思わない方もいるとは思いますが、基本的に社会保険でフリーアクセスでって考えますよね。そして、その中に是非入れていただきたい議論が、混合診療の是非です。本来、歯科の特殊な環境は補綴のみ混合診療が認められています。これが事を複雑怪奇にしています。厚労省の指導技官のかってな解釈がまかり通る温床は、この議論の不透明さにあるでしょう。そこから波及する脱法行為は、東京辺りの過密地域では普通に行なわれ、ここの歯科医師も全く気がつかないという大変な事態です。そして、これは何を隠そう、患者さんの大きな損失となります。歯科や歯科医師の本当の環境や、まつわる国民の歯科実態を、なるべく見えやすくして議論し、強力なイニシアチブを持った代表が、ぐいぐい議論の結果を踏まえて引っ張って行かないと、本当にもういけません。。。
で、東京に行ってきますが(笑)。
Posted: 水 - 3月 19, 2008 at 12:46 午後