学会と陳情
土曜から東京に出向き学会と議員巡り&厚労省交渉でした
土曜の夕方東京に着き、うちの技工士の到着を待ちました。彼らはノーベルバイオケアのエステティックシンポのハンズオンセミナー&学会。私は、日曜の生涯健康学会の参加&座長です。土曜の夜は六本木の焼き鳥屋さんで深夜まで歯科談義です。技工士の見る歯科の現状を酔った勢いであれこれディスカッションしました。非常に有意義な時間を有り難うです。一緒にいた歯科ジャーナリストも技工士出身、焼鳥屋の大将も実は技工士出身、で、うちの技工士2名とワシでしたが、歯科のかかえる問題の根底には、彼らパラデンタルスタッフの苦悩が見え隠れするんです。頑張らなければ。。。。
次の日の日曜日、ワシは東京ビッグサイトで学会です。第1回生涯健康学会は、NPO法人生涯健康ネットワークの最初の正式学会でした。予想を上回る参加者で椅子が足りなくなりました。まあ、良く良く考えると、患者さんの生涯の健康を考える一つの手段としての歯科の細則手技です。非常に面白い発表が続きます。医師の立場の健康指向が歯科医師の立場の話と一致しなければならない訳ですが、発表した医師の先生がたの熱い思いを我々歯科医師がどう受け止めるか。。。。治ればエビデンスは二の次と言う、非常に楽しいそして興味深い学会でした。弁護士の発表もありと言うのが特に面白かったですね。歯科の医療訴訟の根底にある問題点は、歯科医師では解決できないロジックが潜んでいます。勉強になりました。
翌日月曜日、参議衆議まわりと、厚労省交渉でした。一番驚いたのは、厚労省歯科ナンバーツーの発言・・・・オフレコなのか??まあいいや(笑)。歯科は現在の社会保障のみでは健全な経営はできないだろうとの発言!驚いたの何のって。。。するっていとなんですか(笑)?自費の収入を見越しての改定点数貼り付けと言う事ですかね。まーたいへん!それじゃあ、何時までたっても評価は低い訳だなぁ。彼はキャリアですからこれからどしどし昇進するでしょうが、現場の状況を少しでも理解してもらおうとの今回の試み、ま、そんな考えなら見事に空振りです。何言ったってしょうがないとでも・・・・・。しかし、過去に比べ、こう言う機会を積極的に作る姿勢は評価できるでしょう。将来の歯科のビジョンを質問したらノーコメント。。。これじゃあ、国民歯科医療の将来の全体像が見えないのはあたり前。彼らとてセクションも変わるだろうから本腰は入らない。それが行政の手法でもあるかも。でも、また、話でも聞いてもらう約束は取り付けましたし。お互い頑張りましょうね。
と言う事で今度は議員さん達へ。次期解散をにらんでのシビアな折衝は衆議院。参議は我々の代表のISI先生が相当がんばっています。種々のバッシングはワシらも重々承知しています。負けずに頑張ってください。お持ちした、海外技工や金パラ逆ざや問題や、環境加算問題や維持管理問題の資料はいくらでもさし上げます。詳細を説明し、深く討論した議員さん4名、事情により政策担当秘書対応4件でも、実りあった国会行動でした。皆さん理解はしていただけるのですが、どんな組織でも同じで、様々なしがらみやプライドがじゃましているケースも散見です。システムの改革も合わせて考える事がこれからの国民の幸福につながるかなと。。。ただ、何でもかんでも反対ばかりしているのは楽なんだと言うのは今さらながら了解です(笑)。思考と施行、、本当は操るのはワシら国民だと言う事をお忘れなく・・・・・。
まことに、有意義な3日間でした。
Posted: 火 - 5月 27, 2008 at 02:04 午前