横須賀の空気


久しぶりの横須賀は横須賀の匂い

勤務医2人を連れて横須賀に行ってきました。新しく研修医になられた面々が、どこぞの研修先を見つけなければならないのですが、ウチは受け入れ施設として歴史が長く、しばらく研修医向けのプレゼンをしていなかったので、久しぶりに出向いて数分間の意味のあるかないかわからないプレゼンに参加してきたと言うわけです。研修医が研修医先として肝心なのは院長がどういう人間なのかという事なのですが、世に散らばる歯科医院のHPと同じく、駅から何分エントランスはこうなっていて患者さんに優しい、スタッフは親切、機械はこう言うのがあって先進、、、、、、あ~くだらねぇ(笑)。ワシは自分のが終ったらとっとと退場。懇親会を待ちました。こんな話を延々と2日間も聞いてナンカの足しになるんだろうか??

研修医に必要な、何故歯科医師になったのか?歯科医師としてどう生きていきたいのか?など、哲学命題を持って一生の仕事に対峙する(あえてこの言葉を使うのだが・・・意味が解るかな)チャンスがこの期間のはず。医科でさえこの重要な問題を役人が勝手に決めてしまうものだから、人を診るはどういう事かという事が欠落した若い医師がなんと多い事か。その結果、モンスター何とかにおびえまともな返答もできぬまま闇に落ちて行く仕組みなんですよ。

研修医達も勘違いしているものも多いと聞きますがね。すごい機械があろうが、先進の技術があろうが、そこにあなたが勤務して凄くなるとでも思っているのだろうか?大切なのはそこにある物ではなく、その物を院長が何故に導入したのかであって、物が大切な付加価値を持ってその医院を構成しているわけじゃあない。だから、どんなにすごい機械でも導入の動機や考え如何によっては、腐れものにさえなるわけですよ。その腐れ物にさわって喜んでも仕方がないじゃないでしょ。研修医はひとを選べと言いたいですな。だからプレゼンする側も人の話をするべきで、ハードの話ばかりじゃ話にならない事を理解するべき。

多くの写真がアルのですが、今日はこれから青森で書類めくりです。帰ってきたら会議があるので深夜整理してアップしましょう。明日は朝から東京です。。。。

Posted: 金 - 4月 24, 2009 at 09:51 午前        




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