善光寺の英断と長野市長のセンス
聖火リレーを成功させる事は、日本の正義を世界に知らしめる事なのだろうか
雨の中、恒例の青森出張でした。帰りは濃霧で見通しがひどく、皆さんのろのろ運転なのでかえって疲れましたね。帰宅すると女房殿がたぶん風邪でダウン。夕飯を作りながらテレビを何気に見ていたら、善光寺のニュースが。今朝もチラと見ましたが急いでいたので何となくしかわかりませんでしたが、正式に聖火リレーの出発地点から辞退する話。まあ、何で今まで黙っていたのか不思議ですが、誰かに気を遣っていたんでしょうけれど、もう無用ですよ。正式には、お参りとかする人の安全が確保できない恐れがある、、と言う事らしいですが、何もそんなに気を使わずとも、はっきりチベットの事だと言えばいいでしょ。少し触れてましたが(笑)。
で、その後の長野市長のセンスのない話を聞いて、平和ボケとか言うけれど、本当にぼけているのではないだろうかと疑いたくなるような発言で、日本の政治家の国際センスの無さをありありと露呈してしまいました。ばからしいので詳細は省きますが、ワシら日本人は何時からか、そう、まさに戦後から、自分さえよければ良いし、保身が第一、回りで何がおきていても、自分に直接関係なければ考えもしたくない、ところがそれがいざ降りかかる行為だと迷惑だとか、、、まじっすか?そんな感じになってきてますよね。聖火リレーに大喜びした、こんな事になって想定外で困る、そして粛々と成功させる、、、、、やれやれ。。
外務大臣も全く及び腰。ダライラマと十分な話し合いをとかお間抜け提案。私が間に立つ!ぐらい言ってみろ!! 思い出してみれば、まだ中共が、チベット動乱直後世界の主要国からオリンピック不参加なんて言うカードを何時切られるか恐々としている矢先、真っ先に我がニッポンは、「成功させます!」とか早々とエース切っちゃったし、中共はほっとしたはずだけど、そんなのを中華思想では格下の日本に見せる訳には行かないからね。で、・・・・、すると中共の楊外相は「内政問題にとやかく言うな」と言う。うははははは、靖国は日本の内政問題だぞ。開いた口がふさがらない。。
これらの会談を聞くに、日本は完全に中華思想の傘の下ですな。。この調子で中共は世界が中華の傘の下だと勘違いし始めている。だから、その国の主権問題でもある重要な問題、「青いジャージを着て聖火を取り囲みながら走る人達」が邪魔しようとする反勢力を取り押さえる事が、当然だと勘違いし始めているし、長野県警は同伴させるとか訳の解らない事を言い始めるし、国家主権を何だと思っているのか理解出来ないお偉いさんが多すぎやしないか????大体、中国外相の「ダライラマが悪の権化」みたいな発言を、与野党政治家だれ1人も反発しない、まさしく中華思想の国日本に成り下がったか。
黒沢監督が生きていたら、皆で500円×一億人カンパで、映画「チベット」(仮題(笑))とか作ってもらう。副題に「神が宿る天空の国に押し寄せる辮髪の血」とかつけちゃう。すると、誰が何と言っても中国国内では100%上映禁止になるに決まっている。自分の事を棚に上げるとは、まさにこう言う事。リー監督、どうよ。。。
Posted: 金 - 4月 18, 2008 at 11:40 午後