驚くべき事実が


サブプライムが対岸の火事どころじゃない話

昔からある程度不思議に思っていた事があって、それは世界中のビックマックの値段。基本的にビックマックこそ、その国の経済指標になるんじゃないかと言う予測。日本280円、米国3.5ドル(約300円)、スイス11.3フラン(約1000円)等、なるほどその国の経済的な状況が以外と解るじゃないですか。で、日本は一番安い、、と言う事は経済的に米国に比べ為替レートは円高のはず。そんな事をつらつら考えて色々調べていたら、なんとビッグマック指数なる各国の経済力を測る為の指数が存在していた!

これを現在のレートで計算してみると、280円を3.5(ドル)で割る。280/3.5=80円・・・これがワシらの舌が決めた為替レートなのである。と言う事は、元来円ドル為替相場は基本的に円高であって、今更大騒ぎする事じゃないはずなのである。思い出してみると、95年あたりは1ドル=90円だったじゃないですか。日米の経済環境を考えてみればこんなもんでしょ。しかも日本じゃこの10年物価上昇はほとんど無いんだから。

ところが、米国ではお金のない貧乏な人に「大丈夫だから、家の価格は上がるからねェ」と無理クリ金を貸し家を建てさせ消費が増えて物価が上昇。物価が上がるので本来なら貨幣価値は下る。この円高は10年前とほぼ同じなので、米国が物価上昇して貨幣価値が下った分だけもっと円高のはずじゃないですか。そして驚く事に、アメリカ人はこの家を担保にローンを組み実は車を買うのである。住宅価格がバブリーだった為新車購入ローンは幾らでも借りられたようだ。だから住宅バブルこそ自動車販売を伸ばした最大の理由なのである。

しかし、、、、車が売れたと言っても、世界一売れたのはトヨタ。ここに恐ろしいからくりがある。トヨタは米国で怖いくらいに売れまくった。その理由は米国のビッグ3より同程度の車種で2割ほど安いからなのだ。そりゃそうだ。円安だもの。。。。おぉ、ここがミソ。
この円安は、ビックマック指数からすると驚きの円安。その理由は、賢明な皆さんならすぐおわかりかな。我が国の異常なばかりの狂気のドル買い介入により作られた八百長円ドル相場だからにほかならない。これはワシらの血税で操作された相場だと言う事を良く理解しておきたい。と言う事は、、サブプライムを貸し倒ししていた連中はとどのつまり、トヨタにお金を入れていたという訳(笑)。

なんかさ、トヨタのお偉いさんが財政諮問会議で我が国の代表のような発言をしたり、自民党が全くこの企業には機能しなかったり、そりゃものすごい政治献金を受けていただろうし、その背景にはドル買い介入と言う八百長がまかり通っていた訳だもの。実はトヨタの販売戦略の中に、かなり自信を持って1ドル=100円と明記されている。恐ろしくすごい事だと思う訳ですよ。

世界を旅したら、冷静にビックマックの値段をみて、280円を割ってみましょう。そこに本当の正確な操作されていない日本との経済指標が見えてきます。


Posted: 火 - 12月 23, 2008 at 06:42 午後        




©