この国をどうしたいのか


官僚がビジョンを明確にできないこの国家の現実

何かの番組で、ダム屋(官僚)が地元住民の反対を押し切ってまでダムを造る必要性が見つけられなくて、建設を見送ったら、現場を飛ばされて窓際になって、役人をやめて、反対運動の諮問委員会で活躍する話を見ていて、飛ばされた時点で官僚仲間では多分出世レースからの脱落者なんだろうけれど、自分の事だけを考えていない官僚も、タマにはいるんだなと言う事を再確認した訳です。

この国って、全ての事柄で、官僚が主導権を握っている事は事実ですよね。全ての行政サイドで、さっきの話は良く出てくるんですよ。ワシらの厚生行政も、官僚に基本的にこの国をどうすれば素晴らしい国になるかなんて、そんなビジョンなど毛頭ないのは、以前ワシが歯科行政のナンバー2と話した様子を書いた通り。どんな局面でも、目先の方法論が最優先でその方法論の帰結こそが最重要課題。国に楯突くと必ず仕返しされる。その仕返しの敵を取ってくれるのが政治家だと思っていたのに、最近の政治家はその官僚にいいように振り回される有り様。官僚は特にトップの官僚は、ひどく頭がいいのはわかっているけれど、その頭の良さは常に自分に近い事象なのかも知れないしね。霞が関言語を操る事が彼らのステータスだし、微妙な言い回しや句読点の位置でニュアンスが全く変わるようにするのも、出来の悪い政治家をだます手口だし。

歯科の点数説明会などで、ありがたく頂く改定点数表の解釈をめぐり、現場の歯科医師たちが喧々諤々する様は、まさしく彼らの思うつぼなのではないかと思う時が沢山あるしね。机上の空論を現場に押し付けるには、途中経過の手続き論が正確じゃなければいけないから、パブコメも集めました、歯科医師会の意見も十分に反映しました、現場の意見ももちろん聞いてます。だけど、それがどれだけ反映されるかは彼らの胸先三寸(笑)。で、最後に言う言葉は、「先生、保険医止めたら如何ですか?自分の理想の診療ができるじゃないですか」

ワシら歯科医師は、どこぞのコンサルにだまされるがまま、正当な評価を各自設定できる自費診療に移行するならまだしも、自分達の保険診療の評価の低さに反論し抵抗するどころか、自分達で保健を否定して、本当にかつて今まで、国民に歯科保健医療の重要性や大切さを理解させてきていたのか、はなはだ疑問なんですよ。歯科医師自身の危機意識の無さが如実ですよね。で、これはまさしく官僚の企み(笑)。これで財布がしまり、しめた自分は出世する。む~なるほど。

これは、国家安全保障も同じ事。今日のテレビタックルで、いつまでも話にならない安全保障の子供の言い草。田母神さんがまともな発言をすると、サヨクな日本人になったばかりの朝鮮日報の民主党の白氏や共産党のオバカは、寝言みたいな空想を言う。安全保障に関する議論自体が外交での抑止力になる事さえ理解出来ないのには、驚いたなぁ。こんなんが政治家様ですよ(笑)。

わかりやすく整理すると(笑)・・・・・我が家の隣に、怪しい新興宗教の家ができた。ウチの敷地に時々無断でやってくるし、何するかわからないアブナイ人達。ある日ウチの娘が行方不明になった。散々探したけれどとうとう見つからなかった。20年して、隣の家の工作活動がバレ、我が家の娘がそこにいるらしい事が解ったけれど、来るんじゃないよ、来たら大変な事になるよと脅されて手も足も出ない。だって我が家には、自分の家の人間が傷つく前に、怪しくても相手を傷つけちゃいけないと言う家訓があるからね。彼らは最近2階の窓から何やら物騒なものを発射しようとしているが何もできない。
さて、家族会議で父さんは、自分達も負けないように攻撃態勢をとろうと言った。母さんは、家の前に門番くらいはおいておこうと。革新的な兄さんは、いや、話し合いをして問題解決をするべきだと。妹は反対隣の大豪邸の親戚になり、いざと言う時たすけてもらうために、私が嫁に行けばいいんじゃないかと。

ある日我が家は、隣家からの火炎瓶で焼失。偶然外出中の長男だけが助かった。さて、話し合いで解決するべきと主張し続けたがため、議論がかみ合わないまま何もできずにいたこれまでの間を考えながら、、、長男は、悲しみに暮れたこの後どういう行動を取るのか、、、、?!
全くこう言う想定を考えない、我が国と言う事ね。誰かが死ななきゃナンもしないしそれとて時と場合によると言う。おそろしいかな、サヨク国家なんですよ。それも官僚の企み(笑)。しかしなぁ、共産党のバカさ加減には、今更改めて驚く。新たに増えた1万人の党員は、いざとなったら何もしてくれない国を作るのが夢なのだろうか???

Posted: 月 - 2月 16, 2009 at 11:31 午後        




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