8月15日終戦記念日


この過ちは二度と繰り返しません・・・・というのは?

全人類が全人類に対して、あるいはすべての生き物に対しての宣言という「この過ち・・・戦争、は二度と繰り返しません」という平和宣言は素晴らしい目標であり、何とかかなえたいと切に願うのです。
しかし、この棚ぼた平和が本当に実現可能か否かはさておき、世界に戦いの火種が無くならない本当の人類の思惑を考察し、では、人類以外の生き物で戦いをしない生き物はあるのだろうかという考察もまた、実はとても重要な事でしょう。

ここで、歯科的にこの「戦う」事を考察してみます。実はこれはとても面白いんです。

顎口腔系(要するに口やその周り)の重要な働きを列記すると、普通の動物と人では大きな違いがあるんです。通常人では、
1.話すこと
2.ストレス管理
3.審美的な見た目
4.姿勢
5.咀嚼
6.呼吸
となります。しかし、動物では1.の話すことは重要ではありません。言葉がありませんから。そのかわり一番目に来るのが戦うための「武器」になるわけです。そしてストレス管理が無くなります。つまり「人」は言葉を操るようになってからコミュニケーション手段が驚くほど発達して、ルール、モラル、など本能的な行動を制御する事で社会性を整える方法を選択しました。その結果、新しい大脳皮質は古い大脳皮質に行動制御命令を出します。ここに「ストレス」が生まれるわけです。そのストレスを管理する方法として「ストレスマネージメント・・・・歯ぎしり、食いしばり」という重要な働きが付加されたわけです。
現代人は社会性を営むためにストレスの中で生活しています。そのストレスに負けないように、日々管理をしているのです。また逆に、ストレスレスの状態では、大脳がアクティベートしないおかしなシステムをも生み出しました。そんな我々がなぜ「戦い」を選択するかは、相当高度な判断を必要とするはずなんです。平和を望んで戦わない選択は、戦う選択より容易なはずなんですね。ガンジーのような非暴力主義は、いつでも死んでもいいし殺したければ殺しなさい、、、、というものすごいストレスの中での行動ですから、歯ぎしり食いしばり以外の他のストレスマネージメントとしての心のよりどころとして「強い信念・・宗教」が絶対必要になるんですね。

地球全人類のために、あなたは死ねますか?と言う問いに、私は答えることが出来ません。恒久平和を願うと言うことは、実はそういうことなんですね。神様は言葉の壁で民族や文化や風習を分断しています。ここにコミュニケーションが成り立ったとしても、思いの疎通としてはなかなか難しいことが出てきます。だって、生きてきた土壌が違うんですから。毎日強烈な歯ぎしりをして、そのストレスを管理するより、もしかしたら高度な判断で「我が全民族にいつまでもいつまでもそんな思いをさせるわけにはいかない」と、戦いを選ぶとしても何の不思議もありません。従属するよりどころは、国家であったり民族であったり。我が子のためには皆命を投げ出す覚悟はあるはずだからなんですね。そういう凛とした空気や意気が、サヨクには危険思想と映るんでしょう。

大東亜戦争を美化する気はさらさらありません。しかし、当時の日本人が、サヨクの言うようにそんな短絡的な判断で戦いを始める訳が無く、それを鵜呑みにして今まで来たサヨク教育でこの国がどれほど疲弊したかを考えれば、安っぽい平和宣言など何の役にも立たないことがわかるという物です。

終戦記念日、今のワシらを支えてくれた英霊に感謝し、遠く靖国に手を合わせます。

Posted: 土 - 8月 15, 2009 at 10:20 午前        




©