テレビの威力
メディアのポイントは日中友好、で、友愛(笑)
ワシは、10年近くNHKローカルの健康講座などに時々ちらりと顔を出していた訳ですよ。偉そうなことをしゃべっては、それなりにうけたりうけなかったり(笑)。誰かの結婚式などに呼ばれ、挨拶などして座っていると、本当に久しぶりの親戚や、ワシの父親どのの友人がワシの所にやってきて「この間見たときはハナたらしてたのに、こんなに立派になって、テレビも見てるよぉ~。」とビールをつぐ。ワシは50歳である。この間ハナをたらしていた記憶はナ~イ(笑)。
彼らの中で、ワシはテレビの向こう側の人として一定のイメージを作られているようで、結構そう言うのって怖いかもしれない。
さて、鳩ちゃんが温ちゃんと握手しているCOP15での写真が、テレビを含めたあちらこちらのメディアに出回るのだが、この間の金平ちゃんといい、あるいは現政権の影の仕掛け人小沢スタンスといい、そんなに中国という国は我が国にとって国益をもたらすのだろうかと非常に疑問に思っている一人です。
何と言っても、当事者や現場のプロがどんなに力説してもテレビが否定すると「そう!」だと思う人が70%もいるというのに驚きです。まさにテレビのマスコミの恐ろしさです。このテレビやマスコミの偏った正義感を鵜呑みにする善良な庶民は、いつの間にかこれこそが正義とばかりに大衆へと変化していきます。これこそが、マスコミが生んだ大衆。そんなことに惑わされない庶民がもっと増えることを切に望むのです。なぜって、彼らは完全なる拝金主義。番組の背景にあるのは儲けとウケであって、ポリシーがあっても視聴率などが取れなければ、あるいは部数が伸びなければそれでおしまいだし責任も取れないでしょ。と言うことは、自ずから「ウケ」てくれる人達を量産しておかなければならないからね。
どう冷静に考えても、あるいは彼らの歴史をどんなに良いように解釈しても、我が国のような小国は、あの大国に食われてしまうに違いないじゃないですか。しかもそう言う傍若無人な所を、何とも思わない人達じゃあないですか。根本に宗教があるなら、モラルやマナーと言った最低限の基本姿勢を学ぶわけで、如何に非人道的とはいえ、アルカイダのような原理主義に基づいて行動を起こす人達とはまるで様子が違うように思えるのです。しかし、中国にはかつて儒教という素晴らしい教えがあったにもかかわらず、辛亥革命以降すべての宗教文化歴史が否定され破壊されたのを見ると、原理主義者達がアフガンで石仏の顔を木っ端微塵にしたのと結果同じく人心は崩れ崩壊するのですよ。そのとき、原理主義者達は原理主義たるイスラムに跪き、中国はそんなものはありませんから心乱れ共産的結果の個人主義に走り他人を蹴散らす事を恥とも思わない世界に移行するのでしょう。
何にしても、日中友好という蓑に隠れた本心が見え隠れする写真は、ワシには気持ち悪い写真の数々です(笑)。
Posted: 金 - 12月 18, 2009 at 03:30 午後