米国国民皆保険導入
超大国が抱える光と闇の一部分
とうとう米国の議会が、国民皆保険の法案を通しました。僅差ですがね。これで先進国の中で唯一の政府保険がなかった国返上となるのでしょう。米国の民間保険会社から強くプッシュされていた日本の皆保険はどういう影響を受けるのでしょう。本来米国の皆保険に猛反対していた米国の民間保険グループは、その膨大な利益を失うとあって、それはもう大変。「米国は共産主義になってしまった」キャンペーンは、富の一極集中で膨大な権力とお金を手に入れた組織の抵抗な訳でしょ。某民間保険会社の部長クラスで年末のボーナス1億円なんて言う噂は、まんざら嘘でもなさそう。そんな景気のいい話とは裏腹に、家族の誰かが病気になったが為に治療費が払えず、一家離散なんてざらにある話ですから。こりゃ江戸時代かね、、とうことね。
近代国家の条件として、国民皆保険は考え出されました。共産主義とか訳の分からないことを言う人は中国に行くとよろしい。中国は一党独裁の共産主義ですが国民皆保険はありません。おかしな共産主義です(笑)。医療費はそれなりに高額です。日本は共産主義ではありませんが、社会主義的社会保障が自由主義の中に生きていますね。マッカーサーが10年でだめになるだろうと予想していたのに、日本人の勤勉さや相互扶助という国民性で今まで成り立ってきたのですよ。アメリカ人とか中国人のように自分の事しか考えられない国民性では、、、、、ワシは無理じゃないかとふんでいるけどね(笑)。こう考えると、中国と米国は非常に良く似た国だと気がつきますな。。
金持ち一人勝ちの時代って日本でもあったじゃないですか。金銭的格差がそうさせるわけで、かつての「お大尽」ですよ。金の使い方が半端じゃない(笑)。しかも、次の繁栄に繋がるようにとかそんな気の利いた使い方じゃない(笑)。とにかくばらまく。遊びのためなら徹底的にばらまく使い方。う~ん、奥が深いか「お大尽」(笑)。この格差が、時代遅れというか時代錯誤というか、インドや中国のように政治システム途上国なら分かるが、米国ですよ(笑)。自由主義経済になって日の浅いロシアでもまだ分かるが、米国ですよ(笑)。
米国の公共事業は日本の1/5だけれど、あの国は軍需が戦争が公共事業だからね。そこに膨大なお金が流れ込む皆保険が入り込むとどんなことが起こるか興味ありますよ。
米国の歯科医療費の90%を所得上位10%の人が使っている事実にふたをして米国の歯科技術を盲信しても、社会性のへったくれも無い背景を理解しなければ日本で応用できないはず。もし万が一、絶対にあり得ないけれど、日本のように米国の社会保障に歯科医療が入るのだとしたら、確実に日本はその手本になることは間違いない・・・・・・と言う記事をワシは10年前に、、実は書いてたのよ(笑)。。
いよいよ現実味を帯びて来ましたが、世界一高額な医療を提供する米国で果たして何処まで行けるのか、、、興味沸くなぁ(笑)。地獄の沙汰も金次第・・を地でいく米国がどうかわるのか。。。
Posted: 金 - 3月 26, 2010 at 06:26 午後