歯科医療の新しさ


クリニカマロから学ぶ違う切り口

今回ワシが参加したクリニカマロの研修は、オールオン4といういわばインプラントの新しい形の表現の仕方のように見えるので、全国の多くの歯科医師達とりわけインプラントに造詣の深い専門に近い先生がたの、インプラントその物を目的とした付加価値のあるインプラント施術と言う印象をぬぐえない訳ですよ。。ワシはインプラントその物が目的になる事はありませんので、可能な限り社会性を鑑みて歯牙の保存にエネルギーを使うんです。たとえそれが1年幾許かの命であろうとも、往生際の悪さがある意味日本的とも思っています。いや、覚悟を決めて潔く散るなら早い方が好いと言うのは、心情的に無理ですし、しかもそれは間違った日本人感です。往生際を「しかしながら」と言う覚悟と決心と愛でカバーしてきた日本人の美意識を尊重したいですな。。。。

話は大げさになりましたが、そんな美意識は西洋にはありませんねと感じてきました。まだ現役で確実に活躍できよう数本の歯を抹殺してまで回復する審美と機能は、ポルトガルの歯科的社会性を背景に許容されるものだと実感。そこから来る明らかなコストダウンはワシらの希望でもあるのだけれど、日本の美意識からは確実に外れます。しかしながら、すでに歯が無い患者さんにとっては、このインプラントコストダウンと即時的機能回復と審美回復は、確かに有用な方法である事は事実でしょう。いかにこれを日本的に発展させるかがワシの鍵となるか・・・・。




何れにせよ、一日で簡単な食事や会話が出来ると言う事は悪い事ではない。また、審美的にも比較的早い段階で回復する事も重要でしょう。浸透できるかなぁ。。
きれい事並べても仕方ないので正直に言いますが、術中は比較的ラクチンだと思います。ウチのようにCT供えていれば、もっと楽。お互いに楽。手術は簡単。
問題は術後ですね。近くの人なら一旦帰ってもらうか次の日ブリッジを入れましょうか。少し離れている人は??ウチには安静回復室がないので作らなければならないのですが、もう場所がない(笑)。自宅を潰すか(笑)。待っている間も、テレビを見たり映画を観たりいろいろ暇はつぶれるでしょうけど。。
それから、ナンでも食べれるようにすぐになるかと言うとそんなことはない。しばらくの間数ヶ月、随分柔らかいものを慎重に食べる事になるし、もりもりたべるまではいかない。術後一度作ったブリッジは半年ぐらいしたら最終補綴物に換えるんです。そのときにまたそれなりの費用を相談しなければならないし。。。。。。システム作りにはまだ時間がかかるかな・・・・・。ま、明らかにコストダウンできる事は確かだから(当院計算で約半額)無歯顎の総入れ歯の方で興味のある方は(ネットとか見るのだろうか?(笑)是非御相談下さい。。。。。m(__)m

Posted: 土 - 2月 17, 2007 at 01:05 午後        




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