まだまだ皆さん知らない世界・・・か


インプラントと普通の義歯ってどう違うのよってあらためて聞かれて・・・・

今日も元気に仕事に励みましたが、何度か最終補綴(補綴=被せものやブリッジや取り外しの入れ歯)のカウンセリングをしながら、シミジミ思うんです。日本って本当に恵まれてるよねって。だってこんな低価格でそこそこのものが入るんですよ。何処の先進諸外国に比べたって、これだけのコストパフォーマンスはまねできないでしょう。世界一安い価格で提供される日本の社会保障の下の技術と材料は、決してパチモンじゃぁ無いです(笑)。だから、お願いですからむちゃなサービスを要求しないでください・・・・これは余談ですが(笑)。

しかしです。それが機能的にベストなのかと聞かれると、、、、まだまだ選択肢はありますと答えます。特に欠損している部分への補綴、欠損補綴は、例えば取り外しの入れ歯など価格が安いと言う以外歯科医学的に特に抜き出た機能評価は出来るんでしょうか?できないとおもいますよ。
さ、ここが問題です。日本の歯科医療は基本的にコスト最優先で評価される事が少なくありません。ワシはそのことは否定しませんし、いけない事とも思いません。大切な事です。それを選択した以上それに関してはベストを尽くしますしいい加減な事をする気もありません。これはあたり前。ところが、コストがかからないと言う事をじっくり考えた時、医療行為の費用はリスクと反比例である事は、以前もこのブログで書きました。コストをかけないなら、一定の事までは腹をくくっておいてください。これは世の中全てに言える事ですから理解出来ますよね。5万円の車と50万円の車と500万円の車に同じ事を期待しては行けません。500万円の車はハンドルにダイヤがちりばめられているとか、そんな理由で価格が高い訳ではないですから。5万円の車に安全性と至福の快適性を求めてもむちゃな場合がほとんどだと思いますよ。50万円の車はこんなもんかなぁ・・と乗ればそれなりに用は足せるはずですが、高速で走る時は緊張してください。てなもンでしょ。

話を戻しましょう。インプラントは取り外しの入れ歯に取って代わるには十分すぎる機能と審美性を確保できます。コストは約30倍だったりします。内容がよく解らなくとも、その価格で「のー」と患者さんから言われる場合も多いです。しかし、宝石を買う訳ではありませんからよく考えて頂きたいんです。このコストはリスクを最小にする為の努力の結果ナンですよ。そこの所、何とか御理解下さい。。しかも全世界何処に行ってもだいたい価格は一緒です。ここがミソ(笑)。。。。つまり、供給しているインプラントの技術と材料はかなり均一に評価されていると言う事実です。

これから将来も保健ではできないんですか?とよく聞かれます。100%無理です。ただでさえ、昨年の4月から異常な程の切り捨てが起きています。そこに新たにこういう技術が入るとは到底考えられないわけですね。今日カウンセリングを受けた皆さん。本当に将来を見据えて、、よ〜く考えてみてくださいね。。

Posted: 火 - 2月 27, 2007 at 01:34 午前        




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