歯科医療とは


インプラントは何故経営を助けるかと言えば、徹底したリスクマネージメントからなる先進治療だからです。保険診療にそれだけのリスク管理が出来る訳がありません。理由は歯科診療評価が極端に低いから以外にありません。

先日の書き込み(インプラント治療の話)で、いつも御意見いただく先生2名からまた御意見頂きました。特にH先生はこんな一文を頂戴いたしました。。

最近の国のやり方を、なんでも歯科医つぶしと感じてしまう昨今、次はユニット内水質やタービン消毒など、感染対策がきびしくなり、貧乏な歯科医院にさらに多額な設備投資を求めるのではと危惧しています。
欧米の1/10の治療費で、欧米並みの治療、環境対策を求められても納得できません。負担せずに権利のみを求める国民、それを助長するマスコミ、図に乗る官僚、無気力な歯科医、腹の立つことが多すぎ、だんだん歯科医やめたくなります。
自費がなければ経営できないようでは、事実上歯科医療は崩壊しているのでしょう。(一部抜粋)

まさしく私も同感です。
「おーべーか!」 のギャグのごとく、欧米からのグローバリズムの背景には、特に大量消費を目論むアメリカの陰が何処も彼処にも見え隠れします。大量のお金を使い政府を抱き込み法案を成立させる方法は、現在ラテンアメリカ等でも目に見える悪辣さで非難を浴びます。しかしラテンアメリカファンド等の好成績を見るに、やはり経済優先のベースは揺るぎそうもなく、貴重な歴史をスペイン人に崩壊し尽くされた時(当時のグローバリズム)と同じように、いままた、ラテンアメリカは豊富な自然と天然資源を元にした開発で、新たな餌食となっているような気がします。
これを現在の日本の歯科界に当てはめてみると、トレーサビリティ等の欧米の優れたシステムや、あるいは当然ながらの感染対策を求める事に異論は無いのですが、如何せん現在の低評価を上げる事なく、患者さんの権利だけを主張されても、「無理じゃん!!」という事が言えないように、まずはマスコミ操作と法案作成。。確かに商売上手で大変な利益を上げる歯科医院があったとしても、それはごく一部で社会保障とは無縁。ところが一事が万事のような風評も平気で出す。背景は官僚主体国家政策。
黒船は何度も日本にきて、たんびに慌てふためくこの国の外交は、鎖国政策堅持の時代まで遡って学習し治すべきなのでは?近代大東亜共栄の夢は欧米列国のグローバリズムへの抵抗だったはず。残念。

日本の社会保障は日本だけ。他国は社会保障の枠内でまともに歯科治療が出来ない・・と言う事実を盾に、フリーアクセスさえ否定してあからさまに保険外しを言い出す保険者が出始めた。(@_@) ワシはこの状況をついに言い出したかとある程度は予測していた。医療と経済を同列で議論する愚かしさを唯一カバーしていた日本人の倫理観が、とうとうゲイツ(MSのね)の果てまで(笑)堕ちた!

う〜ん、冷静に考えて欲しいが、不幸な歯科医師のもとで、患者さんは幸福になれるのか?
マスコミにあおられ権利だけを主張するのは勝手だが、その後あなたは幸福になるのか?
国民に問いたい。。。。





Posted: 金 - 3月 30, 2007 at 11:50 午前        




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