本日より東京


顎咬合学会出席の為東京です

今日から3日間、東京国際フォーラムで行なわれる顎咬合学会に出席してきます。ワシは歯科のすべては、基本的にかみ合わせー咬合だと考えています。虫歯も歯周病も、もちろんその他もろもろの口の中の病気、そう、口腔疾患と言うヤツは、ストレスマネージメントから来る就寝時のブラキシズム(歯ぎしり、食いしばり)を中心に据えたすべての疾患のウイークリンク(weak link)と考えています。
と言う事は、「かみ合わせー咬合」がいかに人の身体にとってストレス無くストレスを管理できるかの鍵と言う事になりますから、最先端のインプラントはもちろん、歯周病も、虫歯も、はては口内炎や姿勢(内科的、整形外科的)に至るまで、咬合によって引き起こされる力学的エネルギー変換(力が熱へと変換)と、その為の効率の良いフォースコントロールが、歯科の最重要課題と考えます。実はこれウチの医院での最重要項目なんですが、如何せん世の中では認知されるまでに至る啓蒙が遅れているので、患者さんには誤解されるケースも少なくありません。

七戸に住んでいた頃の歩いてすぐの近所(笑)ノンストレス・・


そこにある虫歯を、削って詰めていくらの仕事でしょ?歯の無い所に入れ歯やインプラントを入れていくらの仕事でしょ?・・・とよく言われます。全く違います。こう言う「方法」だけが仕事と言う事はありませんね。何かの目的の為に、この「方法」をどの「方法」がベストでどの「方法」がベターで、どういうリスクを覚悟しなければならないかを診断、計画、そして実行するのがワシらの仕事です。そして「何かの目的」はヒトによって価値観も思いもまちまちですから大変です。ですから、虫歯があっても削っていくらの仕事ではありませんから、中には削る必要のない場合もあります。すると、あるお母さんからは「仕事をしない」とレッテルを貼られて怒られます。上記の説明をしてもわかってもらえない時もあります。目に見えないような虫歯を顕微鏡で探し出して削って詰めるべきだと・・・・・・ヤレヤレです(笑)。

そんなわけで、最近のトレンドな話題を吸収する為に行きますが、最近は演者のメンツが同じで面白くない事も多々ありますね(笑)。聞いてる方もハウツーばかり求める先生がたが多いので、演者もそれしか出来ないもんだから、そんな所に出くわしたワシなどは異常につまらない。何かもっと思考させてくれる、クリエイティブな発表はないですかね(笑)。皆まねばかりするし、自分で改良する事考えないし(笑)。。。。とはいえ、知識を加えるたり思い出したりする事は無駄じゃないので。。。。。そうそう、基調講演は養老孟司さんですよ。こう言うのがいいんですよ、この学会は(笑)。。はい。

Posted: 金 - 6月 8, 2007 at 11:56 午前        




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