Quo Vadis?
長時間お疲れさまでした。。
本日はHERZ会でした。この勉強会も今年で20年です。正式には30年ぐらい経つ非常に古い勉強会なんですが、命名してから多分20年くらいです(笑)。何か大きな催しものを考えているんですが、如何せん正直みんな忙しくて手が回りませんです。政治から最新歯科医学まで幅広い知識の吸収が目的の勉強会です。う〜ん、舛添さんでも呼ぼうか(笑)。
さて、本日は白水貿易の学術部から勉強会としては2度目の講演をいただきました。非常に興味深いそして面白い内容でした。夜9時前から皆さん続々と集まって頂き、今回は衛生士にも聞いてもらいたかったので30名程が集まりましたか。。2時間半にわたり仕事が終わった後、本当にお疲れさまです。キーワードはウイークリンク、ブラキシズム、歯周病、齲蝕、咬合、発生学、解剖学、そして歯学です。
歯科界の低迷は、こう言うQuoVadis?という命題に真剣に取り組んでいなかった事も大きな原因の一つだと思います。医科でもない、ましてや生物学だけに捕らわれる事のない特殊な環境、「歯学」を如何に今までないがしろにしてきたか、と言うより解らなかった・・・・これこそが最重要課題なんです。ここに全てが端を発し、社会的な要素をファクターとして社会保障の中の歯科のアイディンティティが確立されるんだと言う事を、理解出来る人がほとんどいないのは寂し限りと言うだけでなく、大きな損失だと早く気がつくべきです。
講演が終わっても、ピンと来ない若手の先生達が多いのも事実。こう言う時はこうしてああして・・・という教育ばかり受けてきたから解らないんです。どういう時はこの材料を使ってこうするんだよ・・ばかりが興味の対象なんです。哲学思考で物事の理屈が解ったら、解決する方法論は決まっているのに、その方法ばかり気になる・・・・というその理屈が解らないんですね(笑)。これでは話にならないと思いますが、それで何とか食って行けるから気にしないんでしょう。だから歯科の今の現場は押して知るべしだす。。。どんな偉い(笑)外科の先生も補綴の先生も、ましてやインターナショナルなインプラントの先生も、肝心な事が解っていない歯がゆさを感じます。ほら先生さ〜、そこはこうしてリンクしている事が解れば答えは簡単じゃない・・・・外の学会やらセミナーでこんなことがよくある訳です。。
偉そうに書きましたが、ワシは話も出来るし理解もしています。しかし、研究者ではないので自分の裏づけデーターを示しておくれ!と言われると全部そろわない事が多いかも。その辺がきちんとデータ処理できる先生達に頭が上がらない所ですな(笑)。でもさ、プレゼンの為の症例発表を嫌と言うほど見る機会もあるじゃないですか、、、、、どうかなって言う時も沢山沢山あり。。
Posted: 木 - 8月 30, 2007 at 01:40 午後