嫌なヒト・・・最低
医者と言う立場でここまで言うのもどうかと思うが、許せないものは許せない!
今日の仕事の終わりに、非常に不愉快な自己中心主義のヒト(患者)と言い争いになりました。彼は何を隠そうれっきとした公務員でしかも県○総務部人○課の地域県○局の人間です。年齢だって59歳。世の中のいい悪いの判断ぐらいつくと思うのですが、この人には出来ないようです。思い出すのも腹が立ちますが、きちんと整理したいと思います。
私達の診療の主たる目的は、目の前の事を応急的に何とかする事ではありません。将来に向けて口腔健康のビジョンを組み立てそれを実現する為に様々な手段を選択します。その為には長期の治療が必要だったり、超えなければならないハードルが多々ある事も事実です。そんな患者さん達に何とか頑張ってもらい、助け合い協力しあいながら理想の口腔健康を獲得する事が私達の仕事の誇りでもある訳です。一方、楽しくワクワクなんて言う歯科医院も急増していますが、そちらは私にはあまり縁のない世界。同じ歯科とて我々が担当するセクションが本当の意味での本当の治療と信じて日夜精進しています。
さて、今日のヒト。夕方の一番忙しい時間でした。前回チェックされた多くの問題点は「やりたくない」でしたので、それはそれで腹をくくって頂ければいいのですが、欠損の部分に関してだけ、他を無視してでもインプラントを「やりたい」でした。私達は口腔内に多くの問題を残した状況でインプラントのような高度な処置は行ないません。しかも他の処置を拒否する理由は「忙しい」なのですが、インプラントなら通うという変な理屈に「もう一度説明させてください」と言う事で今日きてもらいました。
彼は開口一番
「説明はいい。前に聞いた。で、しばらくかかると言うがどうなんだ?」
ヒトに話をきくと言う、マナーもへったくれもない口のききかたですな。
「ゴメンナサイ、以前の説明で期間の説明はしませんでしたっけ?」
「聞いた、で、しばらくかかると言われた。」
「いえ、しばらくと言う訳ではなくて・・・・」
と、説明用の画面を出し始めると
「それは見たからもういい。」
「じゃあ、簡単に話しますが、他のこう言う状況を放置してインプラントは出来ません。」
「なんで。たったここに歯が無いだけで、パットやったらいいでしょ。」
「そうではないんですよ。大変なリスクを覚悟しなくてはいけないのですが大丈夫じゃないでしょ。私達は世界一安価な歯科治療に慣れているので・・・・・」
「世界なんか関係ないだろ!!(大声)ここは日本だよ!誰が外国で治療するなんて行っているんだ。比較なんか意味ないだろ。え?日本の歯科治療が世界一安いなんてどう関係があるんだよ。」
この後、何度も同じ事を勝ち誇ったかのように大声でまくし立てる。
「ちょっとまってよ。きちんと説明してるでしょ。聞いてくださいよ。そんなこと言ってませんよ。貴方こそだいじょうぶか?」
と言ってももう、自己中の状態に入り込んでいるので全く人の話をきかず怒鳴りまくる。いいトシしてどうかしてないかこの人?
ここで解説しますが、安価な治療に慣れていると、やり直しを含むリスクの増大に慣れっこになっていて、インプラントのような高価な治療の中身の実態がリスクマネージメントでカバーされている事を忘れてしまうんです。ですからインプラント治療は世界標準価格だけれどその中身はこうなっていて、通常の歯科治療も世界と比較するとこれだけの差があって、でも、日本のようにコストパフォーマンスに優れている治療はそうでないものに比べてリスクを覚悟しなくてはならないから、我々日本の歯科医師はその狭間で苦労しながら、欧米に比較して本当に苦労してプランを立てる事を理解してもらわないと、次に進めないわけですよ。なんてことを説明する途中の出来事です。
ところがこのく○おやじは、そんなことはお構いなしに、○そおやじ持論を怒鳴り散らす。その中身は聞くに堪えない歯科治療の無知さ加減をさらけだし、騒ぐ騒ぐ(笑)。まあ、こう言う方5〜6年に一度くらい湧いて出て来るんですが、共通する特徴は歯科治療をなめてるんですね。非常に目線が上からきます。たかが歯医者だとものすごく馬鹿にしてます。そこからすべての理論がはじまりますから、こちらが彼より偉そうに聞こえたりするとむかつくんでしょうね。とても攻撃的に目下し始めます。そんなんで、正しい治療は出来ませんからとっとと帰ってもらいました。「もうやめ!だめ、もういい!」とワシが追い返しました。療担規則違反ですが(笑)。
M知事!こんな人間が○庁の職員ですよ。彼の給料が税金からだと思うとむかむかしてきます。
時々いる、「ほら、虫歯持ってきてやったからちゃんと直せ、ほら!それがおまえらの食いぶちだろ!」という最低人間の種類ですな。もう二度と来ないでください。ウチは人間矯正はしてませんので。
他の患者さんには本当に迷惑掛けちゃいました。本当にスミマセン。皆さん不愉快そうでしたもんね。。。。<(_
_)>ゴメンナサイ。。。。
あ〜しかし腹の立つ(笑)修業が足りないかなワシ、、、、。でも、こう言う最低のヒトに頭下げてまでこの仕事は続けません。これだけはワシのプライド。
Posted: 月 - 9月 10, 2007 at 12:00 午前