はっきり言おう! クソ役人と!
現場のゲの字も知らないで。憶測だけで行なう厚生行政とは?形而上学的考察
後輩からのメールに久々に激怒しました。あ、後輩にじゃないですよ(笑)。
こんにちは。
件の歯周病学会で講演した厚労省の医政局歯科保険課の課長補佐は、鳥○佳×という人でした。
まぁ酷い講演内容だったわけですが、要するに、、、
「8020達成者の増加やDMFTの減少など、国民の健康状態は確実に改善している。しかしこれはキシリトールや電動歯ブラシを購入するなど国民が自ら商品を手に取っての購入、または自ら情報を得ての行動の結果であり、専門家たる歯科医師は関与していない。言い換えればセルフケアには関心が高いが、プロフェッショナルケアには関心が薄い。もちろん歯科検診に関しても関心は薄い。自覚症状を有する場合には、早期の受診が望ましいが、自覚症状を有しない場合にプロフェッショナルケアや歯科検診を推奨し、それが受入れられるかどうかは、あくまで本人の判断に委ねられるものであろう。歯科医師達が要望するところの検診事業の充実は、単なる需要喚起策、患者の掘り起こし策を行政に期待しているにすぎない。」
、、、まあこんなところなのですが、
「定期的な検査やケアを呼びかけても、その情報が届くのが全体の10%、届いたところでしっかり読んだり聞いたりするひとはさらにその10%、そして実際に行動を起こす人はさらにその10%、、、これでは1000人に1人しか行動しないことになる。大切な財源をこんなことに使うわけにはいかない。」
「会社員にアンケートをとると、会社に期待することの第1位は綺麗なトイレであって、健康診断の実施ははるか下位になる」
など、これらの調査の数字をどのようにはじき出したのか、調査対象は?、複数回答可なのか?など一切説明なし、、、学会で話すにはお粗末すぎる内容、、、
なのに講演終了後は、フツーに拍手がおきるんですわ。
情けないやら腹立たしいやら、、、、
まあひどいもんです。
この内容に脚色やウソがない事は、ワシの後輩ですから絶対にありません。
さて、ムカムカ腹立たしいのですが検証しましょう。
冒頭から形而上学的に自分の城である厚労省を否定している事にこの莫迦役人は気がつていないですよね。厚労省の「存在」を物理的にではなく検証した時何が見えてくるかは明白です。国民健康維持は国策であり病人大国では国益が阻害されます。国益の為に我々はプロとして想像を絶する局面で努力活躍しています。それは治療行為だけではなく、予防も含め、喚起を促す検診事業も全く同列です。企業が膨大な広告費をかけて電動歯ブラシを売り、個人がそれを消費し、見かけ上の口腔健康を獲得する構造とは全く異質のものでしょう。我々プロフェッショナルがどうやって国策に関与するかのシステム作りが厚労省にゆだねられているに過ぎません。それをいい気になって、まるで自分の小遣い収支がごとく、国策である国民健康を経費の面からいじれると勘違いしている莫迦役人がいる限り国民の健康は維持できるはずがありません。
このような個人主義の申し子のような役人に、公共全体の構造やシステム構築が出来る訳が無く、その力なぞ全く期待は出来ません。こんな莫迦に歯科行政を預けていのだろうか???? また、1000人に1人の行動が事実なら、山のような書類を治療の度に患者に渡すシステムは、逆に全く無益ではないか!財源云々以上に本当に莫迦ですね。
しかしですよ、それよりも何よりも、こんな内容の講演に拍手する歯科医師が世界で一番莫迦でしょ。
話にならない。
歯科医師よアバンギャルドであれ。莫迦役人に変化を求めても無理なんだよ。
Posted: 金 - 9月 28, 2007 at 03:34 午後