医療方法特許
しまった!これは知らなかった!ダカラか!
医療の方法に特許があるのは知りませんでした。しかしこれはアメリカの話。アメリカでは医療は産業と言う形になっていますから特許ありなんです。ところが欧州特許庁が2006年に実質上特許を認める方針に変わり、、日本は岐路に立たされています。世界の中で日本はフリーアクセスを実現しており全国民が均等に医療が受けられる仕組みです。これは世界に胸を張れるシステムなんですね。ところが日本で医療の方法に特許を与えてしまうと患者と医者の裁量権が守られなくなるでしょう。また、アメリカのように特許保護による医療費の高騰が懸念されます。しかしですよ、欧州までもがアメリカに足並みを揃え始めるとややこしい事になる事は必至。。アメリカってホントに困った国ですな。金もうけの為なら親でも殺す喩えがありますが、ホントかもと思いたくなります。アメリカの歯科医療費がわかるこんなページがあります。Dental
Cost Calculator !!
無謀にもこれを当院の一日に当てはめる暴挙にでました(笑)。あなたがもしアメリカ在住なら、、、、あるいは、当院がアメリカ開業であったなら(爆)。。。こんなことして経済状況ばらしていいのだろうか??ちなみに以下はウソです。。。スタッフが通常30名勤務してるとします。かりに日給平均1人最低8000円とすると24万円人件費です。人件費割合は30%、人件費を含む経費率は81%とすると、全く事業主の収入がない場合の一日に必要な金額Yを賢い人は計算してください。しかし、昨年度の改定以降どう頑張っても一日の保険医業収入は2/Yなので、破綻寸前と前提します。しかし、これを上記のアメリカ歯科医療費に換算してみます。これってすごい労力のはず(笑)。こんなことしてる暇があったら早く寝るべきなんですが。。。。。八戸地域はアメリカ南部ではないので、北部の田舎のノースカロライナ辺りの街のアベレージです。が?!アメリカは田舎に行くほど治療費は高いと言う事が分かりました(笑)。これじゃあダメですな、ニューヨーク州のそれなりの町で計算。。。。。計算する事数日(笑)、パソコンに変換計算させます。。。。おぉ!!!なんと日本の一日の医業収入の12倍になるではありませんか。特に根管治療は日本の20倍近い価格です。・・・む〜。。もちろん患者さんも10倍以上の治療費を払うって事ですよ。。これって良い事なのか?しかしこれだけ財源があれば。どんな医療サービスも可能ですなこれでは(笑)。ところが、これと同じサービス権利を日本の社会保障に求めると、仁すら維持できなくなり産科医がいなくなる構図です。歯科も同じ、というか、クオリティの話ですからもっとやっかいかも。。。はっきりいって、ここまでの高額の必要は全く感じません。アメリカはやはり異常です。が、日本もまた異常でしょう。100キンに近いですな(笑)。自分の足を食って維持するのは限度がありますし・・・・・・。なるほど、これで良く理解出来ました。アメリカのドクターは世界中行脚して自身のテクを紹介して歩きますが、特許絡みとは・・・ややあきれますな。確かに知識を安売りせよとは言いませんが、純粋な医療しか経験のない日本人をだますんじゃないよ(笑)。ここで、大学の大先輩、義歯の大御所M.H先生の一句・・・・・「あの歯医者、患者の入れ歯で飯を食う」お見事!
Posted: 月 - 10月 15, 2007 at 12:34 午前