考えちゃうなぁ・・・
実は明日から激務の毎日が26日まで続くのでした・・
激務と言っても(笑)、本業じゃないし。これじゃあ、ウチはやばくないか?なんて、犬の散歩のつれづれ考え事をしておりました。飲みが入らない日の最低限の日課として、飯を食う、用を足す、犬を散歩させる、で、風呂に入る。これは守ってます。あたり前だけど。そんな毎日が崩壊しそうな序章として明日からの青森書類めくり連チャンと、土曜の午後から自民党国対委員長大島氏とお会いしての要請行動。日月連休は翌翌日の勉強会への若手医師向け講演準備等々、まだまだありますが愚痴になるので。
その、若手医師向け講演で肝に銘じてもらいたい事とか話そうと思っているんですが、そんな事を犬と一緒にあれこれ考えていたら、こんな事を考えていました。
例えばですよ、どこかの場所で、たまたま居合わせたアラブの王様が歯痛に苦しんでいた。自前の鎮痛剤と応急処置で痛みから解放されたお礼に王家へ御招待。何ならあなたはウチの御抱え歯科医師でもしないかと誘われ、願ったり叶ったりと思い快く了解。月の報酬は驚くほど。これは期待に応えねばと、時間があれば勉学に励み知識と技術に磨きをかける。選ばれた人だけの為の選ばれた治療に大きな喜びを得ていた。そんな彼をねたましく思う地元の歯科医師。王様にこう言った。私は彼よりも先進の素晴らしい治療ができます。気まぐれな王様は御抱えの歯科医師を代えた。それを見ていた他国の歯科医師もまた、私はもっとすごい事ができます。。。。。国民歯科医療費の90%を所得上位10%の富裕層が消費する米国の歯科医療システムは、まさしく御抱え歯科医師の争奪戦。他の医師よりすごいこと、目立つ事、とにかく何でも勝てそうな事をしなければ、負ける(笑)。おぉ、アメリカン毒!
あなたの歯科医療の目的は?リッチになりたいだけか?今時無理じゃないのか?じゃあ、下野して知る事はないのか?御抱えとして拾われると言う事は、各種セミナーのサティフィケートの量があすごいと言う事か?(笑)常に人よりすごい事をするから勝てるんですけれど、勝ちっぱなしは絶対にあり得ないわけで、いったい今の若い衆は何を望んでいるのだろうかと漠然とした不安に襲われたりしてね。
出来のいい後輩のMG先生も今の若い衆に警告を発している。メーカー協賛の勝ち組先生のハウツーをまねしてどうしよう?自分で考える事ですよ大切なのは、とね。日本の場合、社会主義から来る社会保障枠から医療を外して考える事はもう出来ない身体になっているはず。しかし、付加的アメニティの部分も少なからず内包している歯科の場合、その部分だけが生き残りをかけているなんて言う幻想に惑わされず、正しく社会保障を理解するだけではなく、足りない部分をどう補うかを真剣に議論しないとね。ワシはもう後10~15年仕事したらお終い。若い衆はその3倍以上は毎日同じ事を繰り返すんです。是非、個人主義の米国的歯科医師にだけはなって欲しくないですね。
いやさ、確かに全体主義はもっと酷いけど(笑)。そこまで行くと言う意味じゃあない。。何となく隣が見える垣根の文化ですですよ。
Posted: 木 - 7月 16, 2009 at 12:04 午前