気になっていた
ヨシダ先生の言う通り
書こう書こうと思っていて忘れていたことがありましたが、出来の良い後輩がいてくれるおかげですぐに思い出せたりします。ヨシダ先生が書いてる通り、最近のHPには「私、混合診療してますが、何か?」と思われる書き込みが多数あります。というか、かなりあります(笑)。
ワシは混合診療は賛成です。しかし、条件付きです。その条件は、何を使ったかではなく、背景の学術根拠を元にプランニングをした場合に限り使った材料に関してです。
すると、保存補綴分類のclassII止まりのスキルしか持たない方は、基本的には混合診療は難しくなりそうですからそれで良いのです。classIII以降は、高度なスキルを必要としますから、混合診療でなければ対応できない場面が多々出てくるでしょう。それで良いと思います。
しかしですよ、現状で混合診療の扱いをどうするかさえ日歯は議論を先送りにしている訳は、執行部やそれにぶら下がるしがらみの多さじゃないでしょうか。仮にですよ、しがらみも何もないポット出た学術肌の先生や政治色のある先生が執行部を構成していたら、何も恐れることなく議論結論は出るでしょうね。これ、長年歯科医師会の仕事をしていて常々思っていますから。でもね、組織の会務ってそうはかないんですよ。潤滑油的な学閥やその他グループのしがらみって、それはそれで大切な潤滑油で、年配の先生から若輩の先生まで、それなりに意見をまとめるのは大変な苦労です。で、それなりにまとめなきゃならない結果が、それなりの執行ですからね。
世の中の難しさって、こういう所ですか。
ちなみに現ルールでは、混合診療はしてはいけないことになってます。はい。混合診療と自費診療の意味がわからず診療している方もたくさんいそうですが(笑)。
その難しさをわかっていて、一番ずるいのは官僚。先の混合診療だって、自分たちで取り締まったりすることは絶対しない訳で、だって自分の責任になりますから。個別指導などの絶対権力の場でしか取り合わない卑怯な手段でしかその状況を問い詰めたりはしないんですね。だから、レセプト審査などをしている先生の中には、これは全国的な傾向なんだそうですが、なんか「お上」の十手持ちにでもなった錯覚で、レセを審査して、歯科医師性悪説に賛同して、もっとたちが悪いのは、そういう人を見つけるとにんまりとする(笑)。
あげくに、「こういう事をする人がいるから善良な歯科医師に迷惑がかかる」なんて言うお上の言い分を丸ごと受けちゃって。何でワシらだけ全体責任よ?という普通の感覚がなくなるくらい洗脳されて。警察官に悪人がいたからって、日本中の警察官の給料が下がるかって言うの。でも歯科界はそれが当たり前だと官僚に洗脳されてるわね。なんだかねぇ。。。
なんにしても、この混合診療を含む最近の氾濫するHPの歯科の情報は、本当に気をつけた方が良いと思いますよ。インタネ歴20年のワシが言うんだからね。。普通がどれほど良いかってわかるまで時間かかるもんなぁ。。。。。やはり、本当の口コミと実際に行ってお話しする。。これにつきるでしょう。
Posted: 火 - 8月 25, 2009 at 07:10 午後