帰国後早速全体ミーティング


びっくりするぐらい綺麗にまとまっています

欧州から帰国した次の日、当院では早速ミーティングが開かれました。以前からの懸案事項や、患者さんからのお小言(笑)を集積して具体対応策を考えるわけです。今回は、様々な意見の集積にTKJを使いました。衛生士10名が提起された問題に対し、一人3枚のカードに色々な考えを書き込みます。それを、小見出し中見出しそして結論とグループ分けをしていくのです。
本来この方法は、ワークグループの中で積極的に活用されるべき手法なのですが、アナログすぎて煩雑との意見もあるわけです。しかし、様々な意見の集積には、ワシは一番優れている方法だと思っています。何せ35年前、あしのこ学校 で嫌と言うほど習った物ですから(笑)。



これを今回発表してもらったわけです。ワシが点数をつけるとすれば今回は90点です。素晴らしい。欲を言えば、最終的な結論が、これはTKJの特徴なのですが、、、ややもすると非常に抽象的になってしまうのです。結論が抽象的になると、行動目的がぼやけてきます。ぼやけた目的は実現が難しくなります。ですから最終的な結論の中に具体的な物が入ると満点の出来でした。一般的に集積グループから外れた離れ小島のような意見が散見される場合、その中に結果目標の具体的指標の大きな鍵が隠れていたりします。TKJの非常に面白い所でもあります。
ワシが中学生でこのTKJを教わりトレーニングした時期、深夜までかかったことを覚えています。しかし面白くて面白くて(笑)。今回の衛生士達もこのおもしろさに時間を忘れて、遅くまで作業をしていました。

人の考えは千差万別。しかし、その根底には幾つかの共通点がある。それを見つけるんです。まあ、これが今回の目的ではなく方法論ですから、そこから導き出された結論を、いかに迅速に患者さんに還元していくかが一番重要な事なんですね。

Posted: 土 - 10月 10, 2009 at 11:00 午前   熊坂 blog-八戸くまさか歯科院長の愚言放言提言   診療室で・・・   Previous   Next Feedback  




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