例年の12月は
変化してきた患者さん動向
今年も後残すところ1週間ですね。例年の12月は、年内に一段落つけたいと希望したり、ワシらが予定したりの患者さんで大変な慌ただしさになり、それがまた、街の喧噪と重なり、「ああ、今年ももうすぐ終わりなんだなぁ」など暢気な12月感を持っていたりしたのですが、今年は何か非常に張り詰めたような、かと言って緻密ではない、そんな感じの12月でした。受診状況も、とりあえずオンリーの受診が随分増えたように思えます。定期のメインテナンスを含めたクリーニング等の数は、何かに影響されることなく予定され実行されますが、通常の一般的修復診療のウエイトがまだ大きい当院では、世の中の大きな流れや出来事と相関関係がある事が多いのは否めません。まあ、社会保障中心の歯科診療では致し方ないでしょう。この、「とりあえず」と言う診療のあり方に、診療サイドの問題点として注目するのが経営コンサルの腕の見せ所なのでは(笑)?こういう接遇やこういう物言いが、せっかく来院した患者さんの意志を受け取っていない・・とか。その通りだと思いますし、否定することはしません。歯科医療サービスは、一般の医療サービスと違い、より現実的なサービス付加を期待されてしまうからですね。世界有数の低価格歯科医療費内でどこまでできるか、新年から新たに頑張ってみましょうか。体が持つかなぁ(笑)。こんなに頑張っているのは、完全自由主義診療陣営なら理解できますが、社会保障医療陣営の中でと言うのは本当に珍しいかも。医科も歯科も、ものすごい高水準で患者さんに提供されていると思われている北欧では、少なくとも歯科の99%は国家公務員ですから、水準の維持が容易なのは当たり前の事。よく、視察に行って、その水準とシステムに感激して帰ってくる人がいます。問題は日本の歯科医療システムに如何に組み込むかで、現行のシステムの批判じゃないはず。ましてや役人の歯科医師の高水準を、個人に当てはめるには、お金も時間もなさ過ぎだと思いませんか?ある患者さんから問い合わせがありました。この辺が日本の歯科医療の偉いところであり、混沌としたところかな。詳細はこちらへ
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Posted: 木 - 12月 24, 2009 at 05:12 午後