騒ぐだけの報道・その2


来週13日にも続編があると言うが

海外技工問題。ワシが指摘した不足分を来週続編で検証するらしい。歯科医師が中国技工に流れるわけ・・・・保険診療の低評価がゆえに・・。なんて言う見出しが躍りそうですね(笑)。でもこれじゃあ、やっぱり誤解されたままでしょう。保険診療分は海外に技工を委託することは規則違反で出来ないですから。保険診療の赤字分を比較的利幅のある自由診療でまかなうのはよく分かりますが、それじゃあそれなりの大変な金額を支払った患者さん本人が納得できないでしょうね。自由診療は社会保障のような相互扶助じゃないですから。
で、こういう報道になると、歯科のシステム自体の問題ですから、気がつく人は気がついて結構騒ぎになりそうな予感。
つまり、、、世界最安の日本の社会保障における歯科診療評価を見直す特集なら、それは大賛成。

経営とはプロジェクトを実現するための手段です。多くの歯科医師にはその経営という概念が欠如していますし、そう言うことを考える歯科医師を歯科医師が侮辱したりします。おかしいですね(笑)。侮辱するような歯科医師が要するにこういう混迷の歯科医療を作り出したとしか言いようがありません。だって、歯科に於ける経営とは、歯科医療の目標を定めその目標達成のための手段、、、と言うことは学術的にも優れた内容でなければならないし、社会保険学的にも、公衆衛生学的にも、クリアしなければならない問題が山積みのはず。それを差し置いて経営などと言えるはず無いじゃないですか。

そこで考えるのが今回の問題。一体どんな目標をクリアするために、中国産の技工物に頼るという経営手段が生まれたのか。わらにもすがる思いなら、他にするべき事はあるだろうに。
申し訳ないがワシには全く理解できない世界で、単に利幅を求める歯科医師の詭弁を仰々しく報道されるだけという、恥かきな番組にならなければいいがと考えていますよ。
だから、要するに前回の、、
「日本のどこかのラーメン屋のシナチク問題」(笑)。でもさ、シナチク(支那竹)だから中国産が本物だわさ(爆)。

Posted: 火 - 2月 9, 2010 at 04:56 午後        




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