衛生士専門学校


夢は叶う・・・・そんな授業をしました

八戸に衛生士学校が出来て2年目に入ります。今日はその授業でうかがいました。今年の新2年生は、去年病理をワシが担当しました。2年生には口腔診断学という難しい科目。多分すべての科目の中でこれが一番重要じゃないかと考えています。そのわけを今日の授業で。。。

実は20年前、ある幼稚園の園長先生が当院に治療に来ていました。当時衛生士を確保するのがものすごく難しいという話をしたら、その園長先生、今学校を作ろうとしているので衛生士科を一緒に作りましょうと言うことになり、話はどんどん実現に向けて動き出したのでした。今でもワシのうちにある懐かしい資料、「イーストウッドカレッジ」。音楽療法科、歯科衛生士科でスタート、建物の青写真から何から何まで出来上がり、県の申請書類もほぼ揃い、もうスタートだという時のバブル大崩壊でした(笑)。その後も安比への学校構想だとか、学校法人の取得で某幼稚園の視察だとか。何かと衛生士学校設立の夢に向かって動いていたことは事実です。
ですから、ワシは今の八戸衛生士学校とは、講師以上のおつきあいはないわけですが、20年来の実は胸に熱い思いがあるんですね。あぁ、夢は叶うじゃないか。。他の方とは言え、ワシの夢を叶えてくれた今の理事長に、実は感謝しているのです。

ある人が朝起きて、おぉ、歯科に行こうと思い立ち、歯科医院を訪れ、スタッフが初めて会う、まさにその人の人生に今関わる入り口の学問が口腔診断学です。衛生士、あなたはその人生のキャストの一人として、何を演じ何を思いますか?嫌々の演技は人の心をつかみません。迫真の演技は、まさしくその人そのものだったりします。そんなキャストを患者さんは待っているんじゃないでしょうか。あなたのことを私は一番知っているし理解もしている。だから安心してください。そう言う自分が幸福だから、あなたにも幸福が訪れるはずだと信じて、美しく強く正しく生きていきませんか?
なんて言う授業も(笑)たまにはいいでしょ。大脳はインプットとアウトプットしかないという話。夢と現実の区別がつかないのが大脳の特徴だから、夢みたいな事を考えることで、いや、夢が具体的ならなおさら、自分が何をするべきか決まってくるのじゃないですか。方法が手段になってはいけないですよ、なぜなら夢がないからね。一番近い夢は素敵な衛生士になりたい!と強く願うこと。すれば、自ずと何をすればいいのか決まってくるし、それは苦痛ではないはず。駄目かもしれないと思った瞬間、大脳は「駄目なようだ」とアウトプットして、それに従って体が動く。「出来ないかもしれない」と持った瞬間、もう出来ないように体が動く。これが大脳の生理です。「世の中そんなにうまくいくはずがないよ」と考えた瞬間、大脳はうまくいかないように思考と体を動かすのです。

だから、本当に大切なことは・・・・「夢は叶う!」と強く思うこと。そうすれば必ず夢は叶うんです。

そんな授業をしました。国家試験には出ません。

Posted: 火 - 4月 13, 2010 at 10:46 午後        




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