治療費は高い・・・


格差と言ってもお金じゃなく知識だという指摘

今日の悲しい出来事。ワシが衛生士学校の授業で不在の時、歯科治療費の事で勤務医が患者さんともめました。まあ簡単に言うと、歯科治療を理解していないというか、治療することが目的だろうみたいな30年以上前の感覚で、全く話がかみ合わないわけで、ああ、またかという感じですが。
ご自分の口腔内の健康を維持するためにうちでは定期的な歯科医院に於けるPMTC等をその手段として推奨していて、多くの患者さんがその恩恵に。この方はこの事にも疑問があるらしく、「そんなことは必要ない。他じゃ(他院)時々歯石を取って安い金額で終わりだ。ここはおかしい。」いんだそうで。。。
歯石のつかないブラッシングや口腔内の衛生を保つことは意味がないんだそうです。加えて、毎回の治療費が、あるときは300円台、今日は3000円台とはどういう事だと仰る。そしてまたこの治療費が高いのだそうだ。私たちは決められた社会保障枠の中で決められたことを正しく勧めているだけですし、今日は治療費はこれくらいにしようなんて、米国じゃああるまいしあるわけがない(笑)。おまけに世界一安い歯科治療費を前にしてこれです。

検査をする意味も定期の管理の意味も必要性も理解できないと言うわけですから、勤務医が必至に説明してももういけません。残念な結果となりました。
おまけと言っては何ですが、この人れっきとした教職員。某学校の先生ですよ。情けないというか、何と言うか、こういう先生が生徒に何を教えるんだろうかと非常に心が痛みます。これがいわゆる、お金の格差ではなく、知識格差が進んでいると言われる所以なのでしょうか。知識格差の元での日本の教育のあり方を問いたいですね。ワシの父も母も教員でしたからなお今回のことは悲しい思いです。
学校の先生の独りよがりな歯科治療認識でのトラブル、これで何回目だろう。いや決して教職員の質を問うているのではなく、立派な認識の先生方も沢山居られますから、そうではなく、この格差を何とかして欲しいと願う次第です。

そう言えば、歯周病でどろどろの口の中を診断して歯周病治療の開始を勧めたら「余計なお世話です。私は忙しいから痛いところだけ薬を。歯周病で死ぬ訳じゃないし」と仰った某教頭先生は、今頃はもう総義歯でしょうね。。。ちなみに歯周病は死の病になるリスクが物凄く上がりますよ(笑)。あ、もう歯は無いのでいいのかしら。、、、、って本末転倒ですね、。。反省。

とにかく、一次予防や二次予防推進の最大の弊害と言われるモラルハザードが、まさか、またまた学校の先生とは、、、、。

各国の歯科治療費用・・・・はこちら。(2006年に書き込んだモノがHDクラッシュで無くなったのでPDFです)。
E20060511114310_body.pdf

Posted: 火 - 5月 25, 2010 at 04:19 午後        




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