カンペル平面基準の咬合器
カンペル平面:鼻翼下点と外耳道上縁とを結んだ仮想平面(Camper)
しかし、鼻翼下点と外耳道下縁とを結んだ仮想平面がより咬合平面と平行になることから
こちらをカンペル平面とした方が臨床上有意義である。(Gysi)
自分も臨床上、後者を採用しております。
・SSマルチ
・カボ
・ストラトス
・LL-85
フランクフルト平面基準の咬合器
フランクフルト平面:外耳道上縁と眼窩下縁とを結んだ仮想平面
・プロアーチ
・ハノー
・デンタータス
・ホイップミックス
・ディナー
・スチュアート
・サム
フランクフルト平面とカンペル平面
右図のようにフランクフルト平面とカンペル平面とでは平均的に約12度の角度を持つと言われております。ですから、フランクフルト平面基準の咬合器にカンペル平面をトランスファーする場合は、約12度傾けるか、後ろを約7mm上げてマウントする必要があります。