咬合床作製の目的は咬合採得にありますが、咬合採得時に行われるチェックポイントを考えてみると
1)上顎咬合床による仮想咬合平面の設定
2) 垂直的・水平的顎間関係の決定
3)人工歯排列基準の決定及び人工歯の選択
があります。従って、咬合床にはこれらを満足させる形態を付与させる必要があります。それには、どのようにして咬合床を作成する必要があるのか考察してみましょう。
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図.1・図.2は上下顎の模型に引いたランドマークです。
印象採得時に口腔内から得られる情報として、口蓋部後方の正中線、ハミュラーノッチ、並びにバイブレーティングラインがありますので、これは確実に押さえておきます。
次に最もランドマークを考えなければならないのは上顎模型ですので、図.3を用いて上顎模型のランドマークを考えてみます。
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