咬 合 器 付 着 っ て ?
「あれ?この歯軸でいいのかな?」
とか、
「なんだ、この前装冠まがっているぞ!」
とか、臨床上そんな問題が起きたことはありませんか?
その原因はたった一つ。
生体における上顎の空間的位置と咬合器のそれとが違っていたためです。
じゃ、フェイス・ボウとればいいじゃないか!
その通りです。
しかし、そこには2つの問題点が生じる場合があります。
1. フェイス・ボウが無い。もしくは技工所に出してあって、今手元に無い。
2. 自分がとったフェイス・ボウに信頼性が無い。もしくは、うまくとれない。
1番のフェイスボウを持っていない先生は、さっそくフェイス・ボウ
を買いましょう。
しかし、咬合器ごとにフェイス・ボウはあります。
全て院内で処理している先生は問題ありません。自分の所で決めた咬合器とフェイス・ボウを使いましょう。
では、外注技工で処理している先生は...?
技工所で持っている咬合器のフェイス・ボウ...?
自分の所で持っている咬合器のフェイス・ボウ...??
その咬合器を技工所が持っていなかったら...????
買って与える...????
買ってもらう...?????
技工所に出して手元に無い先生は、自分でマウントしましょう。
(でも、フェイスボウによるマウント、顆路調節は出来ればドクターがやった方が良いですよ。)
2番の先生は、さっそくフェイス・ボウの練習をしましょう。
フェイス・ボウは慣れれば2・3分で出来るようになります。
フェイス・ボウの基本的なとりかたは こちら をご覧下さい。
ここでは、フェイス・ボウを用いないで、なおかつ、フェイス・ボウで咬合器付着をしたのと同等な再現精度をもつ平均値的な咬合器付着を紹介します。
その前に基本となる総義歯のマウントを考えてみましょう。
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